姉から、

血糖値が高めだったので、

血糖値を下げる為に

天然の甘味料を教えて欲しいと LINE が来ました。

 

気持ち、わかりますか？

私は、よーくわかります＾＾）

 

健康診断をきっかけに

数値を改善しようと、

ちょっとでも影響の少ない、

もしくは血糖値を良くするための食品を摂取したいと考えた訳ですよね。

 

ただここでちょっと考えてもらいたいのが、

 

例えば、

毎日アルコールを飲んでいる男性がいて

ある時健康診断を受けたら、

アル中手前だと言われたとします。

その人が「天然のアルコールを教えて！」とあなたに聞いてきたら、

なんと答えますか？

 

ワインがいいよ、

もしくは、焼酎がいいよ、

優しい人は、そう答えるかもしれませんが、

とはいえ、

アル中手前の人です。

基本的に、アルコールをやめるべきと思いませんか？

 

アルコールについては

生活習慣病内科の女医さんとお話ししていた時に、

「アルコールを控えて下さい」と患者さん言うと、

「じゃあ、どんなお酒なら飲んでいいんですか？」と、

やっぱり、聞かれたりするそうです。

 

ここで少し考えていただきたいのが、

アルコール中毒でお酒をひかえるのと、

生活習慣病でお酒を控えるのと、

何が違うか？を、考えてみてほしいのです。

 

健康のためにお酒を控えようもしくは控えたいと考える場合と、

アルコール中毒でお酒を控えようもしくはい控えなければならない場合。

 

違いは、「中毒」か「中毒じゃないか」が大きな違いになろうかと思います。

 

やはり少し健康を害してるぐらいのアルコールであれば

取り組む本人も甘くなるし

周りも甘くなりますが、

アルコール中毒まで行くと、対応を変えますよね。

 

話を戻して、

では、砂糖はどうか？ということになりますが、 

そもそも砂糖中毒という病名はありませんよね。

私、砂糖中毒で入院しましたという人は聞いたことがありません。

しかし本当でしょうか？

例えばチョコレートをよく食べる人はチョコレートがやめられないとか、

 甘いケーキが大好きな人は食後にケーキを食べたくなるとか、

そんな人、周りにいませんか？

 

それはただの嗜好じゃないかと思うかもしれませんが、

例えば、他の調味料で、お酢が好き！

だから、毎日お酢を食べたくなるって人は聞きませんよね。

まあ、いらっしゃるかもしれませんが、

ただチョコレートや甘いお菓子の人とは比になりません。

 

その理由は、 

糖分について、人間は生きていく上で、餓死にならないよう、

たくさん摂取しておかなければならないという本能が働きます。

糖があったら、食べなくちゃいけないと自己防衛が働く訳です。

餓死が多い時代は、それでよかったわけですが、

現在のように、糖分が多い飽和状態の食生活では、

摂取し過ぎになってしまい、糖尿病になるという訳です。

 

そしてこの原理を利用して、

食品に仕掛けられた至福の罠があります。

 

加工食品メーカーが、

消費者に商品をもっともっと買っても他う為、売れる為に

どうすれば、強い欲求を引き出せるか？を研究し、

商品の中に「中毒性」取り入れたと言う話です。

 

要するに、

売れるために、糖分を研究・計算して、もっと食べたくなるように

中毒を起こさせる様に作り、

さらに売れるようにしたという話です。

 

姉の話に戻りますが

糖尿病だと言われると、

自分が悪く、自分の食生活がおかしいと思ってしまいます。

しかし、

糖尿病は、現在1000万人を超え、

予備軍も合わせると四人に一人はかかる病気と言われています。

一昔前は糖尿病というような贅沢な病気はなかった訳ですが、

 日本の食は豊かになり、

砂糖を使ったお饅頭やお菓子は至るところに売っています。

例えていうなら、

昔は乾燥して砂漠だった場所が、

今は、豊かな水で満たされ、大きな湖の中心に私達がいるようなものです。

そして、その湖は、食品メーカーにより、更に大きな海へと作り変えられ、

私達はもはや泳いで抜け出すこと出来ず、溺れ死にそうになっています。

 

糖尿病直したい

食習慣を変えたい！そう思うのであれば、

まずは、自分の置かれている食環境を学ぶことをお勧めします。

私たちがいかに食品の罠にかかっているか。

その罠について書かれているのが、

こちらの本。

フードトラップです。

食習慣を変えられない、

ついつい甘いモノを食べてしまう、

そういう人は、まずこの本から読んでみてください。

今までなぜ甘いものをたくさん食べていたか？

挫折してしまったかが理解できる本です。

 

ひよっとしたら、

糖尿病の人は、アル中と同じように、

砂糖中毒になっているかもしれません。

真剣に対応しなければならない状態かもしれません。

 

私たちは食品メーカーに支えられ、

豊かな食生活を実現出来ています。

そんなめぐまれた私達は、

自分の食生活をコントロールされるのではなく、

自分でコントロールしていかなければなりません。

 

 

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